1999年、大阪で活動を開始。幾度かのメンバーの加入・脱退を経て、現在はALI-KICK、エムラスタ、将絢、DJ TOKNOWの3MC+1DJのスタイルで活動中。
累計ライブ回数も500本を越えた2004年には活動拠点を東京に移す。
以降、ブラックミュージックを中心とした様々な音楽を吸収し、自分たちのスタイルに落とし込むROMANCREWのセンスは「日本語RAPの新しい価値観を提示した」として各地で絶賛されることとなる。
音楽性は元より、エムラスタによるJBさながらのMC、HIP HOPというジャンルにおいてマイクスタンドを多用したユニークなライブスタイルは、シーンに新鮮な驚きと独特のグルーヴをもたらした。
2007年に1stフルアルバム「THE BEGINNING」、2008年には2ndフルアルバム「DUCK's MARKET」をリリース。FUNK色が濃いながらも不思議と耳触りのよい、彼ら独自のPOPエッセンスを織り交ぜた完成度の高い作品は日本語RAPシーンで話題となるが、レーベルの消滅とともに廃番となり、現在オークション市場では1万円以上の高値とを付けるレア盤と化した。
ROMANCERWの持つ音楽性の幅広さは、様々なアーティストとの交流関係からもうかがえる。2006年発売「RHYMESTER/HEAT ISLAND」の収録曲"紳士同盟"を始め、2007年「My Life/ KEN THE 390」、2009年「GO/NONA REEVES」、「SPLIT EP VOL.3/ V.A」2010年「スイカ夜話/SUIKA」etcにROMANCREWとして参加。RHYMESTERの「HEAT ISLAND」リリース全国ツアーに同行し、"紳士同盟"を始め、ROMANCREWの持ち曲も披露し鍛えられたことにより、細部にエンターテインメントの拘りを持ったライブを更に意識するようになる。
また、将絢が2009年「心臓/KREVA」の収録曲"キャラメルポップコーン"に参加したのをきっかけに、2010年7月にはくレーベルより将絢×EVISBEATS名義でEP「offutaride」をリリース。
トラックメイカー・プロデューサーとしても活躍しているALI-KICKも、KREVA、サイプレス上野とロベルト吉野、TARO SOUL、韻踏合組合、SHINGO★西成、童子-T、久保田利伸など、数多くのアーティストにトラックを提供している。
前作から約3 年の時を経た2011 年、3rdアルバム「ロマンのテーマ」を満を持して発売。HIP HOP色が濃いながらもエンターテインメント性が高い内容が絶賛されている。
そして7月2日には渋谷BOXXにてリリースワンマンライブを開催。7月15日には廃盤となっていた1st、2ndアルバムの再発が決定し、2011年後半の活躍がますます期待される。


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